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K’ Roadの大人気「Bestie Cafe」サービス良・オリジナリティたっぷり

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K’ Roadの大人気「Bestie Cafe」サービス良・オリジナリティたっぷり

こんにちは、mikoです。

今日はK RoadのSt Kevin's Arcadeにあるカフェ「Bestie Cafe」に行ってきましたので、そちらのレビューをしたいと思います。

オークランドのカフェの中でも、ひときわユニークなメニューが目を引くこちらのカフェ。皆さんにもメニューとレビューをご紹介したいと思います。

Bestie Cafeのアクセスと営業時間、外観

Bestie CafeはKarangahape Road、通称“K’ Road”のSt Kevin's Arcadeの一角にあります。

St Kevin's Arcadeの歴史について

もともとこちらのアーケードの前身は、St Kevin's HouseといってNathan家が所有する大きなテニスコート、庭を含む大きな不動産でした。1918年までこのNathan家が所有したものの、Nathan家がここを引き払ったことに伴い、1920年には解体してしまったのですが、その際にその土地の一部をK’ RoadとMyers Parkを結ぶ通り道として残しました。そしてその土地と言うのが、今日このSt Kevin's Arcadeが建つ場所になっているのです。アーケード自体は1924年築(その2年後、1926年に増築)されたのですが、その当時のニュージーランドは経済成長の真っ只中で、その中でK' Roadは主要なショッピングエリアであり、しばしばロンドンのOxford Streetと比較されるほどの活況ぶりだったそうです。そして、このエリアに旗艦店とデパートが軒を連ねる中でも、ここSt Kevin's Arcadeはオークランドで最も名高いテイラーやドレスメーカー、ティールームや写真屋が集まる場所でした。1960年代には、高速道路の発達に伴う、郊外のショッピングモールの人気ぶりにより、一時はK' Roadが魅力を失った時期もありましたが、今日はその元気を取り戻しつつあり、ますます多くの若者が市内に住むようになり始めたことで、このエリアにより一層の活気とパワーをもたらしています。ということで、約100年の歴史を持つとても由緒のある場所と言うこともあり、こちらのアーケード内には、近年の建築物にはない、いい意味での重厚な雰囲気があります。石張りのタイルや金属の手すりも、現代の建築には見られないようなデザインとなっており、アーケードに入った瞬間、タイムスリップしたような不思議な気分になります。

さて、少し寄り道したところで、本題のカフェについて触れていきましょう。

カフェはアーケード内の隅にあります。外観は、アーケードの雰囲気がまず素晴らしい(シックな建築デザインと高天井の開放感)のと、お店のキッチン部分に当たる外壁には、不思議なベタ塗りのペインティングが施されていて、カフェっぽさを高めています。

アーケード内のガラス張りになっている部分にお店が構えてあるので、お天気の良い日には、ガラス越しに公園ののどかな景色を臨み、お日様の温かい日差しを感じながら食事とコーヒーを楽しめます。

営業時間

平日は7:30 - 14:30 、週末は8:30 - 14:30 と早めの閉店時間となっているので、朝食かお昼を食べに行きがてらコーヒーを楽しむのにピッタリです。

Bestie Cafeの雰囲気・内装

店内に入ってみると、なんだか下北沢にあるような感じのカフェ。壁はサーモンピンクと緑にペイントされています。店員のお兄さんもバケットハットとTシャツ、丸メガネ、短パンとか履いていてぴったりの雰囲気でした。

店内は6席ほどしかなく、イケイケの音楽が大音量で流れていますが、心配することなかれ、アーケード内に他のお店の共有のテーブルが多数あるので、そちらで窓からさすが日差しと景色を楽しみながら開放的な場所でのんびりとコーヒーと食事を楽しみましょう。

また、レジカウンターの横側がキッチンに繋がっていますが、お店の構造からするになかなか大きなキッチン設備があるようです。レジではドリンクのみを作っています。

Bestie Cafeのメニューの紹介

手書きで裏表に書かれたメニューです。さっと見てみると、どんなメニューか分かるような、分からないような?感じです。王道のメニューも下に注で書かれた具材を見てみると、あまり見慣れない食材の組み合わせが目に付きます。新しい物好きの私としては、頼む前からわくわく。

その他のメニュー

メニュー以外にもキャビネットにはおいしそうなフードが。グルテンフリー、ヴィーガンの文字が目立ちます。

Bestie Cafeの実食レビュー

私達は、ROOT-VEGETABLE ROSTILAMB DONER KEBAB FLATBREADを食事に、ロングブラックホットチョコレートをドリンクに頼みました。

1品目 ROOT-VEGETABLE ROSTI

カボチャとにんじんがベースのパンケーキの上に、ポーチドエッグが二つ、ほうれん草もひとつかみ茹でられたものがどーんとのっています。

その上には甘くないチャツネの様な、カレー味に近い、スパイスの効いたソースが書けられています。玉ねぎとスパイスをに詰めてあり、こちらがパンケーキの主な味付け役となっています。また、周りの白いソースはマッシュポテトのような滑らかなペーストで、メニューによるとホイップされたリコッタチーズとあります。こちらのホイップをパンケーキの上に乗せて食べるとクリーミー感が増して食べごたえが出ます。

玉ねぎのソースとホイップ共に、塩味はほとんどなく、ちょっと味がぼやけた印象かもしれませんが、胡椒がピリッと効いていて、食べ終わる時には物足りない感じは消えておりました。食感のアクセントとして、トッピングされたアーモンドがいい仕事をしています。

2品目 LAMB DONER KEBAB FLATBREAD

フラットブレッドはチャパティみたいな感じで柔らかというよりはちょっとふかふかしています。というのも、サラダなど、具材がたくさんのっているので、これくらい厚みがないと、具材の水分を吸ってもベチャッとしてしまうので、それを配慮の上のことなんだと思います。


味に関しては、赤キャベツのザワークラウトが手作りのものなのか、しょっぱすぎず、新鮮で美味しいものでした。サラダの具材全体の味をペパロニのピリッと辛味と塩味で引き締めています。

ポイント

ケバブのお肉はぱさついてなくて柔らかくてGOOD。大きさに関しても、ナイフで切る必要がない大きさ、臭みがなく下拵えがちゃんとしてある印象です。繊細にチョップされた色々な野菜(これも高得点)の下に、目玉焼きが下に引かれているおかげで、ボリューム感がUPしています。見た目が鮮やかなのもさることながら、栄養バランスが良い1品でした。

 

ロングブラック

酸味が強めのしっかりとした飲み口のコーヒーです。苦味も穏やかだけど、しばらくどーんと舌に感じます。また、冷めてくると後味が特徴的で、最初の飲み口とは印象が違ったコーヒーの酸味が楽しめます。すっきりというよりは、苦味と酸味がしっかりと主張し合う、派手な味です。

ホットチョコレート

他のメニューに比べると評価は低めかな。

注意ポイント

おそらくアンカーミルク(ニュージーランドで1番有名なミルク)を使っていたから標準的なミルクのはずなのに? なんだかシャバシャバした感じです。変にさっぱりしている分、砂糖の甘味がつんとしてアンバランスな印象です。またミルクフォームもあっさりしていてちょっと寂しい感じ。

まとめ(感想)

全体を通してスパイス・色彩・ベジタブル感強めの、シモキタ感? が印象的なお店でした。
サービスはカフェの中で言うととても良いです。皆フレンドリーで、お客さんに目が行き届いています。途中、うっかり水をこぼしてしまったのですが、すぐに拭きに来てくれたり、フードメニューを待っている間に、「ちょっと時間かかってるから、もしよければ先にドリンク頼む?」と聞いてくれたりと、1人1人のスタッフさんの気が利いています。お昼時に人がひっきりなしに来る人気店だけあって、数えられるだけでも5、6人程のスタッフが忙しく働いていました。

ポイント

フードに関しては、かなり独創的なレシピと食材の使い方で、サーブされた途端はどんな味か想像するのが難しく、目を楽しませてくれます。
食べていても、この味は何だろう?何の食材だろう?と言った様に、五感を刺激して来ます。
感覚としては、色んな食材が盛られた南インド料理のプレートを食べている感覚です。プレートに盛られているものをミックスして食べると、それが完成の味といった様な感じでした。
また、決してヘビーな料理ではないのに、野菜などもしっかりと入っているからか、食べ終わるとしっかりと満腹感もあるのが不思議です。

そして、なんと言ってもこちらのカフェの良い点は、アーケード内のロケーションです。雰囲気が良く、人気店でお客さんも多いのにここだけ時間がとまってしまったかのような、そんな感覚でほっと一息つける空間があるというところです。

Bestie Cafeの“Bestie”はスラングで親友ということもあり、そんな店名の通り、親しみのある接客と空間がとても素敵なカフェでした。

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