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Melaのレビューとメニューの紹介【オークランドのフォーマルな高級レストラン】

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Melaのレビューとメニューの紹介【オークランドのフォーマルな高級レストラン】

こんにちは、tamです。

今回はアッパークイーンストリートの坂の上のレストラン「Mela」に行ってきたので、メニューや外観、雰囲気や感想をご紹介していきます。

このレストランは元「Number 5」というお店で、またその時の看板なども残っています。約2年前にオーナーと店の名前が変わったようです。

Melaのアクセスと営業時間、外観

 Melaはクイーンストリートを登っていって、アッパークイーンストリートに入る手前くらいのシティロードを登った先にあります。このシティロード、たぶんこのあたりで1番急な坂じゃないかなと思います。昔私達はこのあたりに住んでいたのですが、上るのは地獄で、下るのもかなり怖いレベルの坂です。そんな坂の先にあるのがこのMela。

参考

シティロードの5番地なので、オーナーさんが変わる前のレストランの名前は「Number 5」というレストランでした。まだ看板はそのままありますね。お店の人にいつお店が変わったのか訊いたところ、2年前にオーナーとお店が変わって、でもすぐにコロナになってロックダウンの煽りを受けてなかなか厳しい立ち上がりだということでした。たしかに立地はクイーンストリートから一本入ったところにあるので、人通りも多くないです。静かなところではあるので、Melaのような静かに料理を食べたいというお店には向いているとも言えそうです。建物はレンガ作りでとても良い建物ですね。ここの前を通るたびに、ここ行ってみたいね、と話していました。玄関のひさしがかわいいですね。置いてあるシャンパン(ローラン・ペリエ:Laurent Perrier)の提供でしょうか。

営業時間

月曜日から土曜日が夕方17:30から夜の21:30まで。日曜日は定休日です。私達が予約が17:30だったので、少し前に行きましたがまたお店のドアは開いておらず、インターフォンを押すとスタッフの人が開けてお出迎えしてくれました。

※グーグルの営業時間は22:00までとなっていて間違っているので要注意です。グーグルの営業時間で思い出したことがひとつ……。この前私の職場にグーグルから営業時間の確認の電話が掛かってきたのですが、担当者の態度がすごく横柄(俺らグーグルで忙しいんだから早く時間の確認させろ!といった感じ)で、これではレストランなどの忙しいお店は対応もしたくなくなるだろうなぁと思いました。このブログでも営業時間については各店舗紹介していますが、実際グーグルの表記は間違っていること多いです(ほとんどのレストランもHPには正確な情報出してるので、グーグルさんには電話する前に検索して確認くらいして欲しいものです笑)。

Melaの内装と雰囲気

全体的に白基調の内装で高級感があります。ウェイターさんたちもちゃんと制服を着こなしていて、カジュアルではなくてフォーマルなレストランです。コートも客席に案内された後、フロントでお預かりしてくれます。真っ白いテーブルクロスがいいですね。火は点いてなかったですが壁際に暖炉が2つありました。テーブルの上の花瓶とお花も可愛いですね。

 

Melaのメニューの紹介

ドリンクメニュー

ドリンクメニューはHPや店の外にも置いておらず、テーブルにつかないと見ることができません。私達も初めてここに来てから見ました。ネット上のレビューにはMelaのドリンクは高いと書いてありましたが、実際少しお高めの設定になっているように思います。スパークリングワインが17ドルと20ドル(スパークリングをグラスで頼む分には若干高いくらいでそんなに気にならないでしょうか)。ひさしにあったローラン・ペリエ(Laurent Perrier)のシャンパンはボトル1本で白が260ドル(約20,000円)、ロゼが560ドル(約45,000円)。たしかにバブリーは高いですね(キャバクラか!)。ローラン・ペリエは普通に買うと白で70ドル(5,500円)、ロゼで100ドル(8000円)程度で、価格帯としてはみんな大好きヴーヴクリコ(Veuve Clicquot)やモエ・エ・シャンドン(Moët & Chandon)と同じくらいなので、とはいえお店で飲むから高いのは承知の上ですが、一般的なレストランよりも3割くらい高い気もします。歌舞伎町でヴーヴのイエローやモエ白頼んでもMelaと同じく2万円程度なので笑、レビューで高いと書かれているのも納得かな。

フードメニュー

コースは5品で145ドル、7品で185ドルです。アントレ(前菜)が32ドルで4つのメニュー。メインが48ドルでラム、カモ、牛、マーケットフィッシュから選べます。デザートは22ドル。これは外の入り口にも貼ってあります。ネットでも確認できるので、どれにしようか悩んでからお店に向かうことができますね。しかしメニューの少なさはそれぞれのメニューへの自信から来ているのかと思うと期待してしまいますね。

Melaの実食レビュー

まずはドリンクメニュー一番上のスパークリングワイン2つで乾杯。

スパークリングワイン

写真右がメニュー1番目の「カ・ディ・ライオ(CA DI RAJO)」

イタリアのスプマンテ(イタリアのスパークリングワイン)で、炭酸強めでブドウの甘みがあって、ジュースのように飲みやすい。

写真左がメニュー2番目の「モウド・メトード(Maude Methode)」

NZのスパークリングワインで、カ・ディ・ライオよりもアルコールの味がしっかりしていて苦味があります。炭酸は柔らかくきめ細やか。

どちらもよく冷えていて、美味しく頂きました。

ホイップバターとサワードウ

ホイップバターにはアーモンドパウダーが入っていて、まろやか。洋菓子のフィナンシェのようにアーモンドパウダーの香りが口の中一杯に広がります。パンはもちもち柔らかで、あったまっています。バターナイフに溶けていくホイップバターをエンドレスに食べられます。

前菜からは鹿肉(ベニソン)とチーズ(ブッラータ)をチョイスしました。

ベニソン

まるでマグロのお刺身やユッケみたいでした。牛より臭みがなく味的にはマグロの赤身に近いですが、もう少しねっとりしていて、歯ごたえを感じます。上にかかっているパン粉が食感のアクセントになり、シンプルな味わいながら飽きません。少し酸味のあるチーズソースが濃厚で、淡泊なベニソンにコクと深みを与えてくれます。

ブッラータ

素揚げした芽キャベツがさくさく、塩味が効いていて美味しいです。バジルペーストは手作りで細かく挽かれたナッツを感じます。ぶどうの甘味が、全体の塩味を引き立てています。ブッラータチーズはとろとろよりもしっかりとした、モッツァレラに近い食感でした。チーズだけで言えば若干フレッシュさとクリーミーさに欠ける印象ですが、料理に使う具材や味付けにアイディアが凝らされていて美味しい一品。

デザート頼むよりもメインを3つ頼むことにした私達はラム以外の(ラムの匂いがmikoは苦手なので)メインを全部頼むことにしました。

カモ

蕎麦粉のパフ、ビートルートソース、ミニビートルート、ラディッシュ。鴨の火入れはばっちりです。鴨だけだと塩味が少し強いですが、ビートルートソースと食べるとソースの甘みと合わさってGOODです。普段鴨南蛮とかに入っているカモの数倍大きいなカモでボリューム的にも満足。皮の油も適度で重たくありません。

マーケットフィッシュ(飛び魚)

スライスされた人参がかわいいですね。飛び魚は蒸してあり、口に入れると独特の臭みがあります。甘いかぼちゃとチーズのペーストが飛び魚の下にあるので、魚と一緒に頂きます。魚自体に味はあまりついておらず、またかぼちゃのペーストも味が少しぼやけているので、後半はかなり飽きが来ます。

ビーフ

頬肉なので脂身はないのですが、とても柔らかく全体にしっとり油が乗っています。お肉の表面がチーズか何かでうっすらカリカリになっているおかげで、柔らかいお肉とカリカリの表面がコントラストになっていて良いです。ピクルスの様な少し甘酸っぱいわさびソースがお肉の油をすっきりさせてくれます。辛さはありません。サイドの黄緑色の寒天みたいなものはきゅうりです。上にサワークリームとシナモンが乗っています。

まとめ(感想)

ポイント

立地がなかなか大変なところにあるのであまり知られていないレストランですが、食事は美味しく静かで、ちょっとフォーマルなところに行きたい方にはいいかもしれません。

ドリンクも高いとは言っても、内装やサービスにお金がかかっている点を考えれば許容範囲かなと思います。ボトル入れなければそれほどですし。

フードは私達は二人でメインを3つも頼んだこともあって、お腹いっぱいになりました。マーケットフィッシュはその日の仕入れに依ると思いますが、トビウオは淡白な味でそれほど美味しくなかったです。サーモンとかなら美味しいはずなので、その日の魚が何なのか聞いてから、食べたいものであれば慎重に頼めばいいと思います。

ダック(カモ)とビーフはとても美味しかったのでおすすめです。mikoはビーフが、tamはダックがお気に入りでした。前菜も全部美味しかったです◎

デザートは余裕があったら頼むか、他のお店で食べようかと言ってはいましたが、とても満腹でそんな余裕は無かったです。

ファーストテーブル

実は私達、Melaにはファーストテーブルを使って行きました。ファーストテーブルというはニュージーランドのレストランでフードが半額になる予約サイトのこと。制限としては、その日の営業開始直後の予約(ファーストテーブル)に限られている点や、ドリンクを頼まないといけなかったり、フードも2品以上頼むことなどありますが、Melaなどもお客さんの少ない時間帯はファーストテーブルに数席客席を出しているので、みなさんも使ってみてはいかがでしょうか(私達はファーストテーブルの業者ではないので、ファーストテーブルを紹介してもお金は入ってきませんが笑、ニュージーランドにお住まいの方やニュージーランドに来る予定のある方にはおすすめです)。結果としてフードは全部半額でオーダーできています。ファーストテーブルについては、ニュージーランドに住むフーディー(グルメ)向けライフハックとして優秀なので、また紹介できたらいいかなと思います。

それではまた次のレストランでお会いしましょう。またね🐮

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