こんにちは、mikoです。
ニュージーランドの最大都市であるオークランドについて解説したいと思います。
旅行にしても留学にしてもニュージーランドに来るなら外せない選択肢であるオークランドのポイントを在住者目線でご紹介します。
*もくじ*
オークランドはニュージーランド北島の北部に位置し、ニュージーランドでは人口が最大の都市(165万人/2021年現在)です。
オセアニアでも有数の世界都市という位置づけとなりますが、実際のところは街自体はそこまで大きくなく、整備された町並みと自然が調和した、落ち着いた都市というののがmikoの印象です。
(ビルの並び方や人口密度という視点で言えば、日本の地方都市位の大きさでしょうか)
そして、オークランドの地理における最大の特徴は、海に囲まれた地形と火山丘(死火山)です。
ワイテマタ湾とマヌカウ湾、そしてハウラキ湾に囲まれて形成された都市であり、オークランドの中心部でさえ、すこし歩けば潮風を感じられる魅力的な場所です。
その一方で、火山活動により形成された特徴的な地形は、緑に溢れ、開発されないままとなっている場所も多く存在します。
こうした特徴をもとに「帆の街」、「火山の街」と呼ばれることもあります。
具体的に、「帆の街」としての特徴としては、オークランド沿いに広がるハーバーには無数のヨットやボートがあり、日常的に海に帆が浮かんでいる光景があることから、そうした愛称で呼ばれるようになりました。
小型船舶の登録数は約14万隻程で、人口比では世界最大の所有率となります。(3軒に1軒の割り合いで小型船舶を保有していることになります)
また、「火山の街」としての特徴としては、オークランドには48もの死火山が点在しており、オークランドの地形を形成しています。
中でも、マウント・イーデンや死火山の噴火口に位置するオークランドドメインは、オークランド市民のハイキング・ウォーキングスポットとなっており、豊かな自然と融合したオークランド市民のライフスタイルに溶け込んでいます。
オークランドは現在「スーパーシティ」と呼ばれていて、中心地のセントラルシティ、北はノースショアシティ、西はワイタケレシティ、南はマヌカウシティという4つの街、パパクラ地区、ロドニー地区、フランクリン地区の3つの地区で構成されています。
(地元の方はセントラル・シティを”シティ”、ノースショアシティを”ノース”と呼ぶことが多いです)
それぞれのエリアにももちろん特徴があって、
シティには単身者や学生が多く住んでいる傾向にあって、中心地にはアパートメントも多いです。
その他のエリアでは、アパートメントの割合はぐぐっと低くなり、戸建て住宅がメインとなります。
ちなみに、ニュージーランド全体では、この10年程で不動産価格の過熱感は高まるばかりで、2020年9月にはオークランドの不動産平均価格が100万ドルを突破したことがニュースになっていました。
このあたりのトピックについては以前の記事に詳細が記載されているので興味がある方はどうぞ。
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しかし、良い面を挙げてみれば、最大都市といえども行列等ほとんど見たことはありませんし、公共交通機関も普段からガラガラで人口密度に不快感を感じるということは皆無です。
加えて、街では一通り欲しい物は手に入りますし、ほんの少し足を伸ばせば、海や山に囲まれてより一層自然に囲まれてアクティビティ等を満喫出来ると言う良さがオークランドで生活する醍醐味と言えるでしょう。
北島の北部に位置するオークランドは、年間を通して温暖な西岸海洋性気候に属しています。
年間を通して穏やかな気温で、東京より夏は涼しく、冬は暖かいです。また、梅雨の時期こそないものの東京とさほど降水量は変わりません。
実際に住んでみて
良い点としては、夏が涼しく非常に過ごしやすいという点。湿度も高くないので、北海道の夏みたいな感覚です。
梅雨もなく、年間を通して湿度が低すぎず高すぎず快適です。
気候についてもこちらの記事で詳しく書いてあるので、気になる方はどうぞ。
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以前書いたマオリの歴史に関する記事にも書いたとおり、もともと9世紀-12世紀頃からマオリ族の先祖であるポリネシア人がニュージーランドに定住し始めたと推定されています。
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オークランドについても、オークランドを囲むワイテマタ湾の由来からマオリの定住の足跡をうかがうことが出来ます。
さらに詳しく
ワイテマタ湾の名前はこの時期に起源があるとされており、アラワ・カヌーの族長であるタマテカプアがオネタウンガ・ベイの小島にハワイキから運んできた神聖な黒曜石を置き、この石をマタと呼んでいたことから、ワイテマタ=黒曜石の海と呼ばれる様になったというものです。
そして、マオリ族の定住以後、19世紀にヨーロピアンがオークランドに渡ってくるまでの間は、ニュージーランド中でマオリ族の間での部族間闘争が500年間続くということになります。
オークランドの歴史に大きく転機が訪れたのは、19世紀に入ってからのこと。
1820年にイギリス人宣教師のサミュエル・マーズデンがヨーロピアンで初めてワイテマタ湾とマヌカウ湾に足を踏み入れたのち、1840年にはイギリスとマオリ族の間で締結された「ワイタンギ条約」により、ニュージーランドは正式にイギリスの植民地となります。
その際に、ニュージーランドの初代総督となったウィリアム・ホブソンが大型船が停泊可能な場所としてワイテマタ湾を見つけ、そこをニュージーランドの首都と定め、オークランドと名づけたことがこの首都の由来となっています。
18世紀にヨーロピアンがニュージーランド足を踏み入れ始めてから、宣教師による布教活動、捕鯨やアザラシ狩り、カウリ伐採などを目的とした人々が国外から流れ込むようになり、加えて、1840年から1850年までに移民事業として約1万人のヨーロピアンがニュージーランドに送り込まれたこと、1855年1870年頃に盛んだったゴールドラッシュによる経済発展などが貢献し、ニュージーランド全体の開拓と発展が進んでいきます。
ポイント
その動きに伴い、オークランドも1871年には人口1万人となり、1964年には人口50万人、1996年には人口100万人を突破と、都市としての歴史は短いながらも、ここ150年程の間でめざましい発展を遂げてきました。
そして2000年以降めざましいのがアジア系を始めとする様々なナショナリティの流入です。その中でもオークランドはアジア系の比率が最も高い都市で20%超え! となります。
こうした変遷を見てみると、オークランドは目まぐるしい速さで発展をし、また他に類を見ない独自の方向に進んでいる都市であるということが伺えます。
いっぺんに回れるスポットは併記していますので、プランを考える際に参考にしてくださいね。
オークランドドメイン・オークランド戦争記念博物館・ウィンターガーデン
オークランド市内最古の公園であるオークランドドメインの敷地内には、火山火口の地形をそのまま利用した円形の劇場や、オークランド戦争記念博物館、ウインターガーデンがあります。
オークランドドメイン自体は、巨木が立ち並ぶ傍らで、美しい花々や緑が茂っています。
芝生のエリアは、地元市民にもスポーツやイベントの開催場所としても利用されたり、日常的にも散歩している人を多く見かける憩いの場所。
小高い丘の様になっている頂上に位置する、オークランド戦争記念博物館は目にも美しいゴシック様式で外観だけでも目を楽しませてくれますが、その展示物もかなり見ごたえがあります。
ポイント
名前こそ、戦争博物館となっていますが、第一次・二次世界大戦にかかる展示品の他、ニュージーランドを形成した火山活動の展示エリア、ニュージーランド文化の起源であるマオリ族の展示エリア、ニュージーランドに古来から生息していた生物たちの展示エリア、特別展示エリア(私たちが訪問した際は、ニュージーランド出身の写真家達による写真展でした)等、様々な視点からニュージーランドを紹介する内容です。
かつて敵対国として対峙していたニュージーランドと日本の関係性や、ニュージーランドから見た当時の日本の姿を迫力をもって体感出来る素晴らしい展示でした。
住所 | The Auckland Domain, Parnell, Auckland 1010 |
費用 | オークランド戦争記念博物館以外は入場無料
・国外から訪問した場合 大人28NZD 、子供14NZD 、 家族70NZD ・ニュージーランド国内から訪問した場合 募金を求められます ・オークランド市民 無料 |
備考 | 子供は5 から13歳が該当し、4歳以下は無料です
家族料金は、大人2人子供2人となります オークランド市民の場合は、住所の証明が求められる場合があります |
洗練された外観のオークランド美術館内には、ニュージーランドを代表する美術作品が並びます。
4階建てのフロアにはオークランドで活躍した画家たちの油絵などの他にもオークランドの古い町並みを移した写真やマオリ族に関する展示品が並びます。
規模的にはそこまで大きくないので、ちょっとした空き時間に気軽に足を運べます。
また、オークランド美術館の裏には、オークランド市民の憩いの場であるアルバート・パークが広がります。1880年代に造られた歴史のある公園で、元々は海と街が一望出来たそうです。(現在はビル群に遮られてしまっていますが)
公園のシンボルである噴水は1881年にわざわざイギリスから輸入されたもので、手の込んだデザインが公園に華やかさを添えています。他にも公園内には、いくつかの銅像があったりして、ぐるっと散歩するのに丁度よいスポットです。
余談として
1941年に、アルバート・パークの下になんと防空壕としてアルバートトンネルが造られたとのこと。(第二次世界大戦終了後に、蓋をされてしまったそうですが)日本軍の勢力がオークランドまで及んだときのために造られたものでもあったのだとか。
住所 | Cnr Kitchener and Wellesley Streets, Auckland 1010 |
費用 | 無料 ※特別展のみ有料 料金は施設にお問い合わせ下さい |
ヴァイアダクトハーバーの端にあるこちらの博物館は、海がニュージーランドにもたらしてきた発展とその関わりを紹介しています。
さらに詳しく
マオリ人の先祖がニュージーランドに上陸するために使った船の模型の展示コーナーや、イングランドかキーウィの先祖が来る際に体験した船旅の再現コーナー、そしてヨットの発展とレースの歴史などを紹介するコーナー等、ニュージーランドが海とともに歩んできた軌跡を知ることができます。
館内には、数多くのカヌーの模型(実物大)や、船内の寝室が再現されていたりと、実際に目でみたり、体験出来るコーナーが多いので、船に関して詳しくない人でも存分に楽しめること請け合いです。
住所 | Corner of Quay and Hobson Street, Auckland 1140 |
費用 | オークランド市民 無料
オークランド市民以外 大人15NZD シニア/学生12NZD 子供7NZD 家族パス30NZD |
備考 | オークランド市民の場合は、住所の証明が求められる場合があります
別途料金でセーリング可能 詳しい料金は施設にお問い合わせ下さい |
ポイント
2,000席以上の客席を誇る歴史的な劇場であるシビックシアターは1929年12月20日に開場し、南半球で現存する数少ない‘atmospheric cinema’の一つであり、プロジェクトを担当したトーマス・オブライエンは館内をインド様式にインスパイアされた東洋風のデザインをテーマとしています。
ロビーには釈迦の座像、ねじれた柱、ドーム状の天井等が採用されており、西洋文化と東洋文化が美しく融合した装飾が特徴。現在でも様々な舞台のほか、館内のツアーも日々開催されています。
ちなみに立地としては、目抜き通りであるクイーンストリートの中腹にあり、その存在感から、スカイタワーと並んで街全体ののシンボル的な存在です。(加えて、シビックシアターからスカイタワーは目と鼻の先にあります)
住所 | Cnr of Queen Street &, 269-287 Wellesley Street West, Auckland 1010 |
費用 | 公演するイベントのチケット料金によりますので、こちらでイベントのチェック予約をお願いします。
(一例)シビックの館内ツアー 所要時間:60から75分 49NZD |
2021年にもアメリカズカップの開催地として大変な賑わいを見せている港がここヴァイアダクトハーバーです。
日常的にも豪華なヨット・クルーザーが集結していることで著名な場所ですが、見どころはそれだけでなく、ハーバー周辺にはおしゃれで美味しいレストランが軒を並べているという点も忘れてはなりません。
地元民にとっても週末等に出かけるスポットとして人気であり、夜にはその華やかさが一層増すスポットです。
住所 | Viaduct Harbour, Auckland 1010 |
費用 | 無し |
オークランドのランドマークであるスカイタワーは、1997年に竣工、高さ328メートルの南半球で最も高いタワーです。
日本との違い
日本のスカイツリーに外見がどことなく似ています。が、何より違うのは、なんとスカイタワーの192m部分からバンジージャンプが出来ること。(さすがバンジージャンプ発祥の地ですね)
ジャンプする程ワイルドではないというあなたには、ジャンプする高さの部分をぐるっと歩行体験出来るスカイウォークはいかがでしょうか。
スカイタワーのたもとにはスカイシティとして、眺望を楽しめるレストラン、カジノ、ホテル等の商業施設が開発されているので、オークランドに来た際には是非立ち寄って都会的なオークランドの一面を体験して見て下さい。
住所 | Victoria Street West, Auckland Central, Auckland 1010 |
費用 | 大人 32NZD
子供(6から14歳) 13NZD 5歳以下は無料 シニア(65歳以上)/学生 23NZD 家族パス 75NZD |
備考 | シニアと学生はIDの提示が求められます
家族料金は、大人2人子供2人となります |
ポイント
2020年にオープンしたばかりの商業施設です。
PwCタワー、ラグジュアリーホテルとショッピングエリアが一体となって最先端の商業エリアとして一体開発されたのがここコマーシャルベイ。
ショッピングエリアは海沿いの3階建てのおしゃれな建物の中に、ハイセンスなテナントがところ狭しと立ち並びます。
レストランは、フードコートの様になっている区画もあり、気軽に立ち寄れる上、どのテナントもニュージーランド国内の人気店が厳選されて出店しているので特にランチ等におすすめ。
住所 | Commercial Bay, 7 Queen St, Auckland, 1010 |
費用 | 無し |
キーウィは大変希少である上に夜行性なので、羊さんたちとは違ってニュージーランド国内でもそうそうお目にかかれることは無いのですが、このオークランド動物園に来れば心配ご無用。
園内でも、キーウィは夜行性という性質上、暗室のようなブースで非常に見つけにくいのですが、発見した暁には感動もひとしおです。うずらみたいな外見でとてもかわいらしいです。
ここ、オークランド動物園は、1922年から営業している歴史ある動物園で、全135種、1,400匹の動物が飼育されており、その中にはニュージーランド特有の動物たちもいますので、お見逃し無く。
住所 | Motions Road, Western Springs, Auckland 1022 |
費用 | 大人(15歳以上) 24NZD
子供(4から14歳) 13NZD シニア(65歳以上)/学生 19NZD |
備考 | 学生は学生証の提示が必要です |
ハーバーブリッジは、オークランドを囲むワイテマタ湾にかかりシティ側とノースショア側を結ぶ全長1020m、高さ43mの橋です。
ちなみに、この橋の建設によりノースショアエリアが劇的に発展していくようになるのですが、実は当時この橋の建設を、日本の石川島播磨重工業(IHI)が建設を担当しました。(当時IHI社にとっても、海外での一大プロジェクトとして大がかかりな工事だったとのこと。)
日中は、シティとノースを往来する交通を支える傍ら、夜にはスカイタワーと併せてライトアップされており、海岸から臨むとその美しい景色にじっと見とれてしまいます。
自由なメモ
そしてこちらもスカイタワーと同様、ハーバーブリッジからのバンジージャンプや橋の鉄骨部分を歩くオークランドブリッジクライムというアクティビティもありますので、ご記念にいかがでしょうか。
住所 | Auckland Harbour Bridge, Auckland |
費用 | ブリッジバンジー 大人165NZD 子供/学生 135NZD
ブリッジクライム 大人130NZD 子供/学生 90NZD |
備考 | バンジージャンプは子供は10歳以上、ブリッジクライムは7歳以上等の規約あり。詳細は催行会社にお問い合わせ下さい。 |
ニュージーランド唯一のアミューズメントパーク。RaiとBowというメインキャラクターが子供連れの家族やカップルなど来園者をお出迎えします。
乗り物はスリルライド、エキサイティングライド、ファンライド、キッズキングダムというカテゴリーに分けられ、年齢や好みによって乗りたいアトラクションを選び一日中楽しむことが出来ます。
住所 | 2 Clist Crescent, Manukau, Auckland, New Zealand 2104 |
費用 | 一例としてスーパーパスの料金
大人(14歳以上) 64.99NZD 子供(2から13歳) 54.99NZD シニア 32.50NZD |
備考 | シニアはゴールドカードの提示が必要です |
ニュージーランド国内最大のスタジアム。1900年に設立された大変歴史のあるスタジアムであり、ニュージーランドにおけるクリケットやラグビーの本拠地となっています。
これまでに度々ラグビーのワールドカップが開催されてきた他、数々の国際的な試合が行われてきた場所です。
イーデンパークスタジアムツアーでは、関係者しか立ち入れない場所も見学させてくれる内容になっているので、ラグビーファンにはたまらない観光スポットです。他にも場内でゴルフやなんとグランピングまで、色々な体験が出来るので、興味がある方は是非サイトをチェックしてみて下さい。
ココがポイント
オールブラックスのホームグラウンドとしても有名です。
Credit: Tourism New Zealand
住所 | Reimers Avenue, Kingsland, Auckland 1024 |
費用 | 一例としてスタジアムツアーの料金
大人(14歳以上) 30NZD 子供(5から14歳) 15NZD 学生(15歳以上) 20NZD シニア 20NZD 家族パス 70NZD |
備考 | 家族パスは、最大大人2名、子供2名となります |
オークランドを囲むハウラキ湾に浮かぶ無人の火山島です。オークランドに存在する48の火山島のうちで最も若く(といっても誕生したのは約600年前程ですが)、美しい円錐形の形が特徴的です。同じハウラキ湾内に浮かぶモトゥタプ島にはランギトト島から土手道を歩いて渡ることが出来ます。
オークランド中心部にあるフェリー乗り場やデヴォンポートからアクセス可能で、トレッキングで標高259mの頂上に向かうことが可能です。
また、島内には200種類以上の原産種の植物があり、特にクリスマスツリーと言われる(11月から1月にかけて真っ赤な花を咲かせることに由来)ポフツカワの森や本島では見られないセアカホオダレムクドリやホワイトヘッドといった鳥類も見どころ。
参考
さらにモトゥタプ島にはタカへやキーウィなど、大変希少な鳥類が保護されています
オークランド市内に残る死火山で、すり鉢上のクレーターが特徴。また、その昔マオリの要塞があった場所です。標高は196mと高くないため、誰でも気軽に上ることが出来ます。山の中腹には、イーデンガーデンがあり、美しい花々を鑑賞することが出来ます。そして、山頂にはオークランドの街全体を見渡せる景色が広がっています。中心部からのアクセスが良いので、ちょっとしたハイキングにおすすめです。
Credit: James Heremaia
こちらもマウントイーデンと同様、オークランド市内に残る死火山の一つ。標高は182m。もちろん頂上からはオークランド市内と海が一望出来る素晴らしい眺めが待っているのですが、なんと言ってもここでは桜と羊が見れることがポイントです。柵内に飼育された羊たちがのんびり過ごしているエリアがあって、ニュージーランドならではの写真も撮れちゃいます。
参考
春にあたる9月ごろには桜が満開になって、地元の人々で賑わいを見せます。
標高87メートルの小さな山ですが、その山頂からはオークランド中心部と美しいビーチが一望出来る一押しスポットです。山頂には、きのこの形をしたオブジェがいくつかあり、その上に立って写真を取るのが定番の模様。
ポイント
また、山のふもとにはおしゃれなデヴォンポートの街が広がっているという点も魅力で、山を訪れる前後にデヴォンポートでカフェやショッピングを楽しむことが出来ます。
オークランド市民にも人気のビーチ。市内からバスで簡単にアクセス出来る上に、BBQ設備も整っているので、夏にビーチで友達や家族と訪れるのに最適です。ビーチではランギトト島も望めます。
ミッション・ベイには閑静な住宅街が広がっていますが、ビーチに近い通りにはカフェやレストランが並んでいるので、海を眺めながらのんびりと食事を楽しむことが出来ます。
スカイタワーのふもとに広がる飲食店・ホテル・カジノ等商業施設の一帯をスカイシティといいます。
中心部で最もお店が立ち並んでいるエリアの一つです。
スカイシティの周辺にも気軽に入れるレストランが数多くあるので、中心部でチョイスに迷った際に訪れてみると良いでしょう。
オークランドの目抜き通りであるクイーンストリートには、モエヘネシー系列の高級ブランドから、キーウィに人気のローカルショップまで、通り沿いにバラエティに富んだショップが立ち並びます。
シティに住む市民にとっても生活の中心となる通りとなっており、毎日多くの人が往来しています。
現在は国境を閉鎖している関係で見かけることは無くなってしまいましたが、以前は多くの旅行者がショッピングを楽しむ姿がありました。
オークランドのターミナル駅であるブリトマート駅周辺は、近年開発がめざましいエリアで、上に紹介したコマーシャルベイもブリトマートの一角にあります。
駅のすぐそばにはフェリー乗り場も隣接する、海辺の素晴らしい立地で、ティファニーやシャネルなど国際的ブランドのほか、地元で超人気のレストランAmanoをはじめとするおしゃれなレストランがあります。
中心部からは約1km程、オークランドドメインからほど近いパーネルは、ニュージーランドで初めて住宅街として開発されたエリアで、現在も美しいヨーロピアンスタイルの街並みが残る高級住宅街エリアとなります。
街には、評判の良い美味しいレストランやカフェ、ハイセンスなアパレルショップや雑貨ショップが多く点在しており、上品な雰囲気に浸りながら街を散策することが出来ます。
こちらも中心部から約1km程、バスで簡単にアクセス可能です。
街の見どころとしては、19世紀に建築されたネオゴシック調の歴史ある建物が残されている一方で、スタイリッシュかつカジュアルなキーウィらしさを堪能出来る飲食店がたくさんあるという点です。
Credit: Camilla Rutherford
中心部からフェリーでアクセス出来る小さな町。古くから港町として栄えて来た歴史があり、潮風を感じながら街を散策することが出来る素敵な場所です。どのお店もこじんまりとしている印象ですが、ローカルな雰囲気も強く感じられ(デヴォンポートチョコレートなどが有名です)、一つ一つのお店をじっくりと楽しみながら散歩することが出来ます。
また先に紹介したマウントビクトリアも近いので、併せて訪れて見てはいかがでしょうか。
近年はどんどん新しい建物が建設されて、南半球でも有数の都市となっていますが、日本人からすると、オークランドは街としての規模はけして大きくないと思います。
ただ、一方でナショナリティや文化という側面では、日本よりもずーっと多様化が進んでいて、いろんな視点からいろんな人種・文化を受容・発展させようという方向に向かってるのがこの街の特徴です。
個人的にどこに魅力を感じるかというと、その多様性から、色々なカルチャーにふれることが出来るという点と、日々都会にいながら自然に触れることが出来て、また人々の生活に自然が溶け込んでいるというところが魅力なのかなと思っています。
ココがポイント
例えば、マウントイーデンを一例にしてみると、住宅街エリアのところに、突如ドーン! と開発されないままの小山が登場する、それがみんなにとっては当たり前の光景です。
自由な時間があればハイキングに行ったり、海に面しているエリアが多いので、海を眺めながらカフェでコーヒーを楽しんだり、ここまで自然と融合した都会生活というのは、日本の街々とは大きく違う面です。
皆さんのご参考になりましたら幸いです。