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クイーンズタウンのホテルThe Canyons B&Bは日本超えのホスピタリティ

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クイーンズタウンのホテルThe Canyons B&Bは日本超えのホスピタリティ

こんにちは、tamです。

クイーンズタウンの宿泊施設The Canyons B&Bのホスピタリティ素晴らしかったのでここでレビューを書きたいと思います。

ブッキングドットコムの評価は9.8/10という最高レベルです。

The Canyons B&B(ザ・キャニオンズ ビーアンドビー)は大きなペンションの部屋を貸し出している宿泊施設で、通常は2部屋のみの提供となっています。

もちろんバス・トイレなど水回りは部屋の中についているのでそういったところはホテルと変わりません。ホテル以上の施設だったのでここでレビューを書きたいと思います。

オーナーがホリデー中の年に数回のみ、ペンション全体を貸し切ることができるそうです。

The Canyons B&B(ザ・キャニオンズ ビーアンドビー)の場所と宿泊料金

The Canyons B&B(ザ・キャニオンズ ビーアンドビー)はクイーンズタウンの宿泊施設です。場所は中心街から車で10分程度のところにあります。

私達は徒歩で朝2回ほど街まで歩きましたが、徒歩だと30分くらいかかりました。40分くらいかかりましたが、街までの途中に『Matakauri Park(マタカウリ公園)』などがあったり、道の左右には馬や羊・牛などが放し飼いされていて、空気も綺麗で散歩するにはとても良い道です。ただ、夜は真っ暗なのと、車もそれなりに通るので、散歩する時は明るいうちに、車にも気をつけてください。

私達が泊まった時は閑散期だったので(新型コロナウイルスで国境が閉まってもました)、宿泊料金は朝食抜きで3泊4日$400(ニュージーランドドル)程度でした。日本円で3万円強になります。観光シーズンだと倍くらいの値段のようです。

朝食も1人30ドルくらいで追加できます。私達はミルフォード・サウンドのツアーやクライストチャーチに向かうフライトの関係で朝4時や5時起床だったので、朝食はここでは食べませんでした。

朝食の評判もかなり良いので、朝の時間に余裕がある方はぜひ朝食も楽しんでみてはいかがでしょうか。

私達はブッキング・ドットコムのレビューを見ていて良さそうだったので選んだのですが、実際にとっても良かったのでここから先は施設について書いていきます。

The Canyons B&B(ザ・キャニオンズ ビーアンドビー)の部屋の内装

そもそもB&Bって?

そもそもB&Bってなんだって言う人も多いと思うので、まずはB&Bについてご紹介。

B&Bとはベッド&ブレックファーストの略で、もともとイギリスで寝床と朝食を旅人に提供した民宿のことを指します。

※日本でもすっかりおなじみのエアビーアンドビーのビーアンドビーもこのことで、エアーはインターネットで検索できること、ビーアンドビーはB&Bで、日本では『民泊』とも呼ばれていますね。

なので、B&Bの始まりは家のあるじが空いた部屋を旅人に寝床として貸して、朝食も付けますよ、というそういう簡易的な民宿のことを言います。なので古くは風呂やトイレは共用、ダイニングルームもオーナーや他の部屋の客人と一緒に使う、そういう宿泊施設のことを指しました。今でもだいたい似たような意味で使われています。

The Canyons B&BのB&Bもまさしくこの意味で、オーナーはおそらく1階の最奥の部屋と2階に住んでいるので、私達宿泊客が泊まれるのも残りの2部屋だけです。

そういう意味ではB&Bですが、バスやトイレなどの水回りはもちろん各部屋についているので安心です。

作りとしては大きなペンションなので、入り口から廊下となっていて、手前とその隣に宿泊客用の部屋が用意されていました。私達が泊まったのは二番目の部屋です。

到着と同時に(管理人orホストの)ジェニーさんに部屋と庭を案内してもらいました。広い庭などもかなり丁寧に案内してもらってたぶん10分弱くらい世間話なども含めて話していた気がします。

とても気のいいお母さんというような感じで、とにかく本当にいい人、でした。

到着に関しても朝フライトを降りたくらいでメッセージで『チェックインが午後1時から3時の予定になっているけれど、変更はないかしら?』と連絡をくれて、私達が『チェックインはその時間でいいけれど、11時半くらいに着くから荷物だけ預けられるかな』と聞いたら『それならそれまでに部屋の掃除を終わらせておくから大丈夫よ』と言ってくれて、実際に荷物をドロップして街に繰り出そうとしていた私達はなんと通常のチェックインの2時間以上前からアーリーチェックインをさせてもらえました。なんという神対応。これも部屋が2部屋だからできる臨機応変なホスピタリティな気がしました。

部屋はそこまで大きいという訳ではなかったですが、ベッドは大きく天井もかなり高かったので空間として広い部屋になっていました。

机も2つあったので、私達は打ち合わせなども部屋の中ですることができてその点は良かったです。

冷蔵庫の中のお菓子と缶ジュース、ミルクなどはフリーで食べても料金は発生しないと言われました。初日に私が全部食べてしまいましたが、翌日の清掃が終わったら補充されていたので(しかもジュースの種類が変わっていました)小さなことですがとても嬉しかったです。

ミルクが冷蔵庫の中に用意されているのは日本のホテルでは見たこと無いので、さすが紅茶にミルクを入れて飲む国(英国)の文化だなと感心しました。ちなみにニュージーランドのミルクは日本の高温殺菌牛乳ではなくて、それよりも手間とお金がかかる低温殺菌ミルクなので、日本のものより美味しいとmikoはいつも言っています(私はミルクが好きでは無いので全然飲みませんが)。

水回りに関してはトイレがなんと日本製『TOTO』(オークランドでは見たこと無い)だったのが驚きでした。テカポでもTOTOを見たので、ニュージーランドも南島にはTOTOが流通経路を持っているのかもしれません。

(頼む、オークランドにも入れてくれ……)

バスタオルは4枚、バスマットが3枚、ハンドタオルが2枚ありました。アメニティに関しては小さなボトルに入っているシャワージェルとシャンプー、それからシャワーキャップがありました。

手洗いソープなどはなかったのでシャワージェルを使用、ニュージーランドのホテルにはどこもスリッパなどは無いので(土足文化だから当たり前ですが)、スリッパを持ってくればよかったと後悔しました。

ポイント

他にもひげ剃りやシェービングフォーム、歯ブラシのたぐいもニュージーランドのホテルには総じてありません。ひげ剃りは持ってきていたのですが、シェービングフォームは持ってきていなかったので、近くのスーパーで購入しました。歯ブラシが無かったのは、さすがに置き忘れかと思ったのですが(というのもチェックインできるのは通常午後1時以降なのですが私達はそれよりも前にチェックインさせてもらっていたため)、ニュージーランドのホテルは総じて歯ブラシなんか置いてないようでした。

それを知らなかった私達は、ジェニーにメッセージで『歯ブラシってもしかしてあったりする? もしあれば部屋の前に置いておいてほしい』と伝えたところ、『申し訳ないけど歯ブラシは無いわ、後で買ってくるわね』と言って、街のスーパーで買ってきてくれたのです。『本当にありがとう、後でチャージしてね』と言うと、『全然問題ないよ! 大した金額じゃないからチェックアウトするときに部屋にコインで置いておいて、覚えてたらでいいから』と言ってくれました。

しかも1.6ドルという安さなのに、今までニュージーランドで使ってきたどの歯ブラシよりも磨きやすいという意味不明な体験もしました。

わざわざ車で4km先の街まで行って歯ブラシを買ってきてくれる、ジェニーのホスピタリティはホスピタリティを超えて、なにか大いなる母みたいなものを感じました。

もちろん忘れるわけもなく、チェックアウトの時に手紙と多めに現金を残して部屋を出て、ジェニーにはお礼のメッセージを送りました。

メモ

それがこちらの歯ブラシです。帰ってきてからオークランドのカウントダウン(スーパー)で見つけたので購入しました。

『オールスマイルズ』名前もお値段もいいですね。耐久性は高いものには負けますが、安いのに口の中が血だらけにならずに日本人にも優しいです。

The Canyons B&B(ザ・キャニオンズ ビーアンドビー)の庭と露天風呂

The Canyons B&B(ザ・キャニオンズ ビーアンドビー)は何より庭がとてつも無く広く、散歩できます。柵の向こう側もオーナーの土地でそこには羊たちが放し飼いになっていました。

一歩外に出ると、山と川が見えて、椅子にぼーっと座って川を眺めているだけでもとてもいい気分になります。この川を走るジェットボート乗り場も川を下ったすぐ近くにあるので、ジェットボートに乗ってみたい方はぜひトライしてみてはいかがでしょうか。

羊も6匹くらい間近で見ることができます(もっともこのホテルから街に向かう道を含めて、クイーンズタウン近郊では羊や山羊などかなりたくさん見ることができます)。

さらになんとこの広い庭には自由に使える露天風呂が設置されているのです。

出典:Booking.com

この露天風呂が最高に気分が良かったです。ニュージーランドに来てからというものの部屋にシャワーブースしかなかったので本当に久々に入浴し、疲れが取れました。

バルコニーから出て左に向かって庭を歩くのでもちろん水着は必着です。水着は忘れずに持っていってください。

全裸で人前で入浴するのは日本くらいだと思うので、海外の露天風呂とかホットスプリングに入浴する際は日本の温泉テーマーパークに来ているような感じで水着を来ていきましょう(それほどはしゃぐかどうかは別としても)。

注意ポイント

ここの露天風呂は部屋が2部屋つまり宿泊客が2組しかいないこともあって、他のお客さんとシェアする必要は無いのですが、代わりに重ならないように1時間程度にしてね、と最初に案内されました。

あと部屋でシャワー浴びてから使ってね、とも案内されますので、身体を洗ってから使いましょう!

夜遅くだと懐中電灯が必要(小さいものが部屋にあります)なのと、とても寒いので日が暮れる前がおすすめですが、夜入る場合は足元に気をつけて歩いてください。

また、お風呂から上がった後とっても寒い&裸足だと芝生が氷のように冷えているので気をつけてください。

クイーンズタウンの星空

最後になりますが、テカポの星空が有名すぎてクイーンズタウンの星空については特に誰も自慢したりしませんが、テカポを訪れる前にクイーンズタウンに寄った私達としてはクイーンズタウンの夜空にも本当に感動しました。天の川もやっぱりすごく綺麗に見えましたし、流れ星も見ることができました。

Credit : Miles Holden

Location: Stoneridge Estate, Lake Hayes, Queenstown

クイーンズタウンは日の入りも早いので(冬は5-6時頃、夏は8-9時頃)、ぜひ夜空を見てみてはいかがでしょうか。

また特にこのThe Canyons B&Bは中心街から約4km離れていて、周りに見ての通り山しかないので街の光も届かず、星空鑑賞には最適です。

まとめ

振り返り

・The Canyons B&Bのホスピタリティは神がかっていた。

・街まで歩いて40分くらい、タクシーで10分強くらい。

・1日2組しか泊まれない宿泊施設。

・庭がいい。さらに庭の露天風呂がとってもいい。

・夜は星空がとても綺麗。

以上、The Canyons B&Bを振り返ってみました。とてもおすすめの宿なのでクイーンズタウンにご旅行される際は押さえてみてはいかがでしょうか。

それでは次の記事でお会いしましょう! Bye-bye!

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