こんにちは、mikoです。
今回は、ニュージーランド最大都市オークランドの図書館事情についてご紹介したいと思います。
日本ではあまり馴染みが無いかもしれませんが、図書館では電子書籍をレンタルすることもできます。電子書籍やオーディオブックの貸し出しに便利なアプリについても分かりやすく解説していきます。
オークランドの商業施設
オークランドの図書館
前置きがずいぶんと長くなってしまったのですが、オークランドの図書館を1度利用し始めてからというもの、非常に使い勝手が良い事に気がついたので、知っておくとより自由に読書が楽しめる図書館事情を共有できればと思い記事を書かせて頂きました。
※こちらの内容については、主に私達が住むオークランド市内の図書館に関する内容になりますので、他のエリアについてはそれぞれ個別に自治体のHP等ご確認いただければと存じます。
個人的にオークランドの図書館で優れていると思う点については、
①アプリが便利(Auckland Council Libraries やLibby)
②市内にある55箇所の図書館であれば、どこでも借りたり返却が可能(例えば、Aエリアの図書館で借りた本を、Bエリアの図書館で返すことが出来る)
③日本の雑誌や本の取り扱いがある
④IELTSやCambridge英検を始めとする英語学習のためのテキストブックのラインナップがある
⑤館内でwifiが使用出来るので、PCを持ち込んで作業が出来る
といったところです。
他にも、図書館ごとに交流イベントの開催や、オークランドCBD(中心街)の図書館には市民の生活相談窓口、3Dプリンターの利用が出来たりと、運営にもなかなか力を入れている様子が伺えます。
なかでも、①のアプリについては、miko自身、最近は実際に本を借りて読むよりもeBooksで本を読むことの方が多いので日頃から愛用しています。
ここからは、アプリの使用方法も含めて簡単に図書館の登録方法と利用方法をご紹介させて頂きます。
図書館カードの作り方
まず、本を借りるにも、アプリを使うにも、館内の機材等を使用するにも、図書館のカウンターで個人情報の登録をする必要があります。
登録、というとちょっと身構えてしまうかもしれませんが、実際はとっても簡単で、必要なものは身分証明書(パスポート等)のみです。
あとはカウンターにいるスタッフの方に、図書カード(文字通り、Library cardで伝わります)を作りたい旨をお伝えすると対応していただけます。スタッフの方と、氏名やメールアドレス、パスワード(PINコード)等をパソコン上で登録すれば、もう完了です!
所要時間としては、5分程度でしょうか。また、その前後で図書館カードのデザインを選べます。mikoが選んだ際にが、アパレルブランドとコラボしたおしゃれなデザインなどもありました。
登録完了後、図書館カードを貰えますので、そこから図書館内の本や資料等を借りることが可能になります。なお、最大で35アイテムを同時に借りることが出来ます。(ま、そんなに一度に借りることはないと思いますが笑)
Auckland Council Libraries(オークランド図書館アプリ)
Auckland Council Libraries やLibbyといったアプリに関しては、ダウンロードした後に図書館カードに記載してある番号(Library card barcode number)とPINコードを入力すればほぼセッテイングは完了で、1度登録した後はアプリ内の機能は無料で利用出来ます。
Auckland Council Librariesのアプリで可能なことは、
・図書館から借りた本の返却期間の確認、期間延長手続き
・eBooksやオーディオブックのレンタル
・雑誌や記事検索
・各図書館のロケーション等の検索
といった内容です。
オークランドの図書館では、本の貸し出しは28日間無料ですが、それ以降に期間延長手続きをしないと延滞料金が発生してしまうので、思わぬ用事で返しに行けそうにないときなどは、アプリから延長手続きをすることができるのでとっても便利です。
また、自分が借りたい本が市内の図書館のどこにあって、その本が今直ぐ借りられるのかや、最寄りの図書館にその本を取り寄せてもらうことが可能です。
Auckland Council Librariesのアプリ機能について、eBooksやオーディオブックのレンタルと記載しましたが、実際のところ私はこちらのアプリでeBooksやオーディオブックを利用する事はありません。
というのも、こちらのアプリはOverDriveというやや旧式の仕様を用いている為に、Kindle Fire、Mac、Windows等々のデバイスとも互換性があるのですが、なにしろ操作性が悪いのです。
Libby(eBooksレンタルアプリ)
そこで登場するのが、Libbyです。Libbyについては、アプリを使って携帯やタブレットにeBook等をダウンロード、読書するための機能に特化しており、極めてスムーズに本をピックアップ、読書することが可能です。
基本的にLibbyの機能については、上に書いた通り本のダウンロード機能がメインとなり、
アプリ上で検索機能の他、カテゴリ別に本を選別することができます。
検索中には、各本の
・タイトル
・作家
・レンタル可能か(更にカレンダーのマークを押すと、どれくらいで借りることが出来るか詳細が確認できます)
・サンプルを読む
・タグ
がみることが出来ます。
そして、借りたい本をクリックすると、借りる前に本の裏表紙に書いてある要約をチェック出来るページがありますので、そちらで好みとマッチングしそうか確認することが可能です。
また、アプリ上では、ベスト100の特集や、ニュージーランドの作家特集など、その時々で作品のオススメがピックアップされていたりして、選択に迷ったときは、そういった特集から本を探すことも可能です。
eBookについては、21日間のレンタルが可能ですが、こちらについてももちろんアプリ上で延長の手続きが出来ますし、返却期間が来たデータに関しては、自動的にアカウント内の”Shelf"(棚)からデータが消えます。
実際に本を借りた場合より少しレンタル期間は短くなってしまいますが、特に返却手続きの手間もありませんのでとっても気が楽です。
また、読書中の機能に関しては、Kindleのように検索機能やアンダーライン機能が付いていますので、少し難易度の高い洋書だったとしても、手間取る事なく単語を調べることも出来て、英語学習にも大変役立ちます。
以上のようなことから、mikoは
・日常的な読書の為にeBookやオーディオブックをダウンロードする場合にはLibbyを使用
・図書館から借りた本の延長手続きやリクエストの手続きをする際はAuckland Council Librariesのアプリを使用
という形で使い分けています。
ニュージーランドで生活していると、バスが遅れたりすることが良くあるので、そういった思わぬ空き時間にも読書で暇つぶし出来るので便利です。図書館サマサマですね。
以上、ざっくりと図書館事情(主にアプリについてとなってしまいましたが)について書かせて頂きました。
少しでも皆様のご参考になれば幸いです。