こんにちは、mikoです。
今回はこれまでにもご紹介させて頂いた「スタディアプリ」という語学学習サービスの「TOEIC(R)対策コース」について詳しくご紹介していきます。
今回の「TOEIC(R)対策コース」、これまでTOEIC(R)を受験したことがない方も、再度基礎から勉強し直したい方もかなりおすすめです。後ほど詳しく解説しますが、大きな理由としては、他のコースと比較して演習問題がめちゃくちゃ多いことと、文法をしっかり理解するための解説動画がかなり充実しているということです。
本記事内では「スタディサプリ」の「TOEIC(R)対策コース」にはどんな学習コンテンツが含まれているのかということを徹底的に解説していきますので、入会前だけど自分の学習スタイルに合うか不安、もしくは試験内容に対応している学習カリキュラムなのか確認したい、といったような方に向けた内容となります。
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【英語学習】スタディサプリ(新日常英会話コース英会話セットプラン)を使ってみた感想
こんにちは、mikoです。オランダに来てからは専らテレビで観れるBBCを英語の勉強の足しにしております。 今回は「スタディアプリ」という語学学習サービスの「新日常英会話コース 英会話セットプラン」につ ...
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色々なTOEIC対策の学習サポートがありますが、スタディサポートが提供する本コースは以下のような点をセールスポイントとしています。他のコースと比較する際の参考までに。
まず本サービスのウリポイントはどういうところなのか、またそれに対して私が実際に使った感想も併せて( )内に追記してみました。
・スマホ・PCでTOEIC(R)対策すべてを完結。(全体的な操作性はよく、私は目が悪く大きい画面上で学習したいのでPC派ですが、外出先などで出来た空き時間でも十分学習出来ると思います。)
・TOEIC(R)満点を取り続ける講師が 丸暗記のない、一生使える英語の「核」を伝授。(講師の方が出演する動画は、ただ文法知識を解説するような動画ではなく、試験上のかなり実践的なポイントを解説していて良いです。また、実際に自分が解いた問題の解説動画もあり、なぜ間違ったか、この問題ではどういった知識が問われているのか、といった単に正解不正解の確認作業にならないのが良かったです。)
・人気講師の解説動画を140本収録。英語基礎からパート別の攻略法まで。(TOEICで求められる知識の基礎を固めるのに十分な情報量かなと思います。)
・本番に近い問題形式の「実戦問題集」は、PART1~PART7全てに対応。(日頃の学習から、試験の問題形式を意識しながら学習出来るので試験内容で求められる英語力を効率よくアップすることが出来ると思います。)
・TOEIC(R)テスト20回分相当の実戦形式問題・解説を収録 ・中学レベルの学び直しからハイスコア対策まで対応。(TOEIC(R)は他のコースより難しめだと思いますが、もし基礎的な文法などがわからなければ、他コースと共通の学習コンテンツを使えるので、そちらでフォローアップ可能だと思います。)
・中学校の基本英文法からやり直せる、講義動画と演習問題もあるので初級者も安心。(こちらも同上。)
・最短1回3分からのTOEIC対策。(単語学習などはたしかに短時間で細切れに学習出来ると思います。ただ、このコース内に含まれる学習コンテンツの量は膨大なので、短時間で学習が出来るというよりことよりも、このコース本来の強みはスクーリングをしなくても、徹底的にオンラインで基礎から対策をしていけるといったようなところが個人的にはいいところなのかなと思います。)
という点がセールスポイントとなっています。
コースのターゲット層に関しては、いわずもがなTOEICを受ける方となりますが、近くにスクーリングしたい良い英会話スクールがない、自分のペースで勉強したい、確保出来る勉強時間にムラがある(スクーリング出来ない)、受験したことがなくどんなテキストを使ったら良いかわからない、といったような方は向いているのかなと思います。
以前書いた記事と重複する内容になりますが、以下に他の類似サービスとの比較と、スタディサプリの他のコースとの価格比較表を記載します。
類似サービスとの比較
アプリ名 | 料金 |
スタディサプリ(TOEIC対策) | 月額 3,278円 |
iKnow | 月額 1,510円 |
POLYGLOTS | 月額 480円~6,500円 |
abceed | 月額 2,200円 |
duolingo | 月額 1,100円 |
Real英会話 | 買取 980円 |
他コースとの比較
コース名 | 料金 |
TOEIC®︎ L&R TEST対策コース | 月額 3,278円 |
新日常英会話コース | 月額 2,178円 |
ビジネス英語コース | 月額 3,278円 |
なお、スタディサプリのコースについては、どのコースでも「日常英会話コース」を無料で利用可能となっております。※新日常英会話コースとはまた別のものとなります。
スタディサプリのように複合的な学習カリキュラムによって英語力が伸ばせるサービスだと、他にはabceed、POLYGLOTSあたりでどのサービスにしようか迷うところかなと思います。
それぞれ提供しているカリキュラムが異なるので一概にどちらが良い悪いとは言えませんが、ここではスタディサプリが提供するカリキュラムがどういったものかを詳しく解説しますので、ご自身に合いそうであればご一考を。
TOEIC®︎ L&R TEST対策コースで学習出来ること(他プランとの比較)
価格を比較したところで、次にどんなことがこのコースで可能なのかということを見ていきましょう。先ほど価格を比較した他のコースと内容を比較していきます。
アプリ | 学習できる主な内容 |
TOEIC®︎ L&R TEST対策コース | リスニング、ディクテーション、シャドーイング、英単語、英文法 |
新日常英会話コース | リスニング、ディクテーション、シャドーイング、英単語、英文法、発音チェック |
ビジネス英語コース |
TOEIC®︎ L&Rについてはリスニングとリーディングのテストとなりますので、他コースに含まれる発音チェックは含まれません。しかし、個人的にはTOEIC対策コースの中には英文の音声が読み上げられた後に、自身で発話するシャドーイング問題が他コースよりも豊富に含まれていますし、講義動画の中で発音に関する解説などもあり、発音チェック機能はないものの、発音の練習に関してはこちらのコースでも可能であると思っています。そのあたりはご自身がどんな勉強をしたいのか好みと目的によると思いますので、違いが気になる方は7日間の無料トライアルで試してみるのもいいと思います。いよいよ次のステップでどのようなカリキュラムが学習可能なのか徹底解説していきます。
TOEIC®︎ L&R TEST対策コースの学習プログラム【詳細解説】
ますスタート画面はこちら。自分の学習記録を細かくチェック出来るようになっています。ここまではスタディサポートの他プランとも一緒です。
学習をした後はこんな感じになります。
この学習記録画面を下にスクロールすると、マイ講座内で自分が学習出来るカリキュラムが一覧になっております。その中から好きな科目を勉強することが出来ます。そしてこちらが本コースで学習出来るカリキュラムです。
他のコースと比較すると、「パーフェクト講義」「実戦問題集」「実戦問題集NEXT」「TEPPAN英単語」「パーフェクト講義-英文法編」は本コース独自のカリキュラムになっており、テストの構成に沿った内容となっております。
下の2つ「基礎講座」と「1分クイズ」に関しては、その他のコースと共通の内容となっております。
それでは、各カリキュラムがどんな内容なのかを順を追って解説して行きましょう。
TOEIC® L&R TESTと同じ構成、全7パートとなっております。各パートが実際の試験のパートと対応した内容となっているので、テストの形式の理解と慣れを効率よく図れるようになっております。例として、パート1の内容がどのようなステップで学習出来るのかをご紹介していきます。まずはPart1全体としての基本的な構成としては、
①各パートの概要と学習法
②例題
③演習
(以下、例題と演習の繰り返し)
となっており、Part1対策については、例題と演習がそれぞれ5まであります。
以下、各レッスンの内容を解説します。
ステップ1:概要と学習法
・Part1概要(動画)
・Part1学習法(動画)
概要を理解したところで、次にどんな練習をしたら効果的なのか、なぜ効果的なのかということを講師の方が解説してくれます。リスニングのパート1ではディクテーション(書き取り)がおすすめされており、なぜそれが効果的なのかという内容が動画となっておりました。
ステップ2:例題
例題の構成は上記の通りとなっております。
・例題(1問)
ここでは試験の出題形式と同じく、写真を見てそれを適切に説明する音声を選ぶというものとなっていましたが、例えばPart2になれば、試験の出題形式にそった学習内容となります。
・例題講義(動画)
丁寧にも、例題に関する講義動画があります。その例題でどんな知識が問われているのかを文法の観点から詳しく説明されています。また、単に文法というだけではなく、Part1はリスニングの問題なのでリスニングだったらこういう理由で発音が聞き取りにくいから間違いやすいという解説もあるので実践的です。
・ディクテーション(4問)
・シャドーイング(4問)
ステップ3:演習
例題を終えて次は演習に入ります。演習の構成は一例として以下のようになっております。
演習内でも例題と同じように、本番と同じ形式の問題、動画、ディクテーション、シャドーイングという内容となっておりますが、問題演習の中では例題と同じ形式の問題をより多くの数こなせるようになっております。具体的に演習1では、
・問題演習(5問)
・問題演習講義(動画)
・ディクテーション1(8問)
・ディクテーション2(12問)
・シャドーイング(20問)
といった内容です。シャドーイングでは、ディクテーション1と2で聞いた英文をすべておさらいしてシャドーイングをしていきますので、結構な量となります。
この【例題】と【演習】のセットがPart1の場合には5セット。パート2の場合には7セットまでといったように、ボリュームは異なりますが本コースのメインとなる「パーフェクト講義」の受講内容となります。十分な問題数と講師による動画の解説との組み合わせによって、テストの傾向に対する理解と文面上では確認出来ない発音の解説が聞くことが出来るので、実際にスクーリングしているような感覚で勉強できました。(私は最初このスタイルに慣れるまで少し違和感がありましたが、基本的な操作性が良いので、後々スムーズに学習出来るようになりました。)
ここまでで結構解説が長くなってしまいましたが、まだまだこのコースの内容は終わりません汗。続いては、「実戦問題集」といって、TOEICに対応する全 7Part別(全54レッスン)の問題集の解説にはいります。例題と演習をしたところで、問題を解いてレベルアップと言うことですね。以下のようにズラーっと問題集が並んでいます。
さてそれではVol.1を例に内容を紹介していきます。各レッスンの基本的な構成は以下のようになっております。
Part1対策には、「Part1Q1~3」と「Part1Q4~6」がありますが、例としてレッスン1にあたる「パート1Q1~3」を展開してみます。
すると、
・問題演習(3問)
・ディクテーション(12問)
・シャドーイング(12問)
というような内容となっております。続いて、レッスン2の「パート1Q4~6」を展開してみます。こちらは
・問題演習(3問)
・問題演習講義Q5、Q6
・ディクテーション(12問)
・シャドーイング(12問)
以上のように、動画が一個多く収録されており、ここではQ5Q6が間違えやすい問題として各問題に対して講義動画があります。
動画によって間違えやすい問題ごとに問われている知識がピックアップ・解説されているので同じような問題が出題された際の正答率を高めてくれます。
実戦問題集Vol.10までを終えて更に多くのパターンに触れて高得点を目指す方へ向けたレッスンとなっており、トレーニング構成は実戦問題集と同じで本番同様の200問の演習とトレーニングとなっております。基本的には「実戦問題集」と同じ構成なので詳細については割愛させていただきますが、「実戦問題集」だけでもかなりの量なので、「実戦問題集NEXT」までコンプリート出来たらTOEICで高得点が取れるのもうなずけます。
TOEIC® L&R TEST頻出の英単語を目標スコア別に学習できます。~600点で750語収録、以下~730点(340語)、~860点(230語)、~990点(180語)として合計1500語収録されています。各セクションで以下のように学習出来ます。
①のパーフェクト講義では、試験の内容に沿って実践的に学習してきましたが、こちらは文法にフォーカスして学習するカリキュラムとなっており、①と並んでボリュームがあるレッスンです。
レッスン1「基本時制(現在・未来・過去形)の概念」を例にして解説していきます。まず、展開するとこんな構成になっております。
・チェック問題(3問)
以前使用した他のコースとは違って、文章の中からどの時制が正しいかを選択する問題など、正確な文法の知識が問われる内容になっております。またテキストによる学習とは違って、1問ごとに正解不正解と解説を確認するスタイルなので、好みにもよりますが個人的にはテンポよく進めることが出来ます。
・解説講義
他の講義でもおなじみの講師の方がチェック問題の内容を解説してくれます。動画だけでなく、解説文も見ることが出来るのが良いです。
・問題演習(10問)
この章のトピックである時制の問題が10問出題され、前のステップまでで学習してきたことがキチンと理解出来ているか確認出来ます。
こちらの基礎英文法と次の⑦1分クイズは、他のコース(新日常英会話、ビジネス英語コース)と共通の学習内容で基本的な英語の文法知識を学習出来ます。前のパーフェクト講義よりも基本的な内容がカバーされているものとなっているので、パーフェクト講義内で理解出来ない内容については、こちらで再度学習し直すといったような使い方がいいのかなと個人的に思います。詳細についてはこちらの記事で⑥⑦の内容を紹介しておりますので気になる方はこちらをどうぞ。
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こちらも全コース共通の学習コンテンツ。個人的には非常に面白いコンテンツなので、空き時間の活用におすすめ。
以上が本コースの学習カリキュラムの徹底解説でした。非常に内容が多いのですべて読むのには骨が折れますが、基本的に冒頭で解説したパーフェクト演習が最も基礎となる学習内容となります。個人的に一通り学習してみた感想は、自分ひとりで学習してもかなり細かい部分まで解説がされているので、解説が不足して理解がしにくいといった不満はありませんでしたし、むしろ試験の形式や傾向についてこれでもかという程解説動画があるので、これまで試験を受けたことがない方でも、本番のイメージを膨らませながら、かなり実践的に学習していけると思いました。(逆にこれまで何回か受けた事がある方は、試験の形式の解説は少し退屈に感じるかもしれませんが)
今回は「TOEIC(R)対策コース」についてご紹介させて頂きました。途中でもちらっと書きましたが、スクーリングせずとも詳細な(動画)解説と能動的な問題演習でかなり実際の問題に沿った質の高い学習が出来ると思います。(どの問題も、どの解説もテストで求められるどういう知識を解説、出題しているのかがかなり明確なので)もちろん、合う合わないあるので絶対とは言えませんが、未受験者から高得点を狙う人まで幅広くカバーされている内容なので、比較的万人が学習しやすいサービスだという感想です。他のサービスと比較している方の参考になりましたら幸いです。