こんにちは、mikoです。
ニュージーランドと日本の時差について、くわしく解説したいと思います。
サマータイム制度(デイライトセービング)もここでバッチリ理解出来ます。
ポイント
まず始めに、とりあえず時差だけちゃちゃっと知りたい! という方の為に、ニュージーランドの現在時刻をお知らせします!
ごらんの通り、時差は3時間~4時間です。
※通常3時間、サマータイム中が4時間、ニュージーランドの方が進んでおります。
さて、ここから時差について詳しく解説してまいります。
下の図の様に、地球の形は円形なので、同じタイミングで太陽に照らされている側と照らされていない側が存在することになります。
そして、太陽に照らされている側が昼間、照らされていない側が夜間となります。
実際には地球は地軸(北極点と南極点を結んだ線)を中心に、時速約1700km!! で回転していますので、地表上の夜間である範囲と昼間である範囲が少しずつずれていくのです。
つまり、東側に比べて、西側の方が太陽の光に照らされるタイミングが遅くなる(昼間になるのが遅い、日が昇り、朝になるのが遅い)ということですね。
参考
現在では、日付変更線上に存在するキリバス共和国が最も早く一日を迎える国となっておりますが、地図上でチェックしてみると、ニュージーランドからさほど遠くない場所に位置しております。
ということは、そう。ニュージーランドも世界的に見るともっとも一日を早く迎える国の一つと言えるのです。
ニュージーランドから日本へハッピーニューイヤーを言う際は、ちょーっとまってくださいね。
関連
ちなみにこの日付変更線というのは、経度0度に該当し、そこから15度進むごとに時間が1時間進むということになります。
(地球一周が360度で、一日が24時間なので、360度 ÷ 24時間 = 15度 15度ごとに1時間の時差が発生するという計算ですね)
つまり、理論上では時差を計算するためには、各都市の経度の差 ÷ 15度 をすればいいということになります。
実際に、日本より東に位置しているニュージーランドは、日本より3時間進んでいるということになります。
ただ、この時差にもう一つ変更点をもたらす要素が、サマータイム制度となります。次のステップでこの制度の解説をしましょう。
世界的に実施されている制度なので、おそらくご経験された方も多いと思いますが、ニュージーランドもサマータイム制度を導入している国の一つとなります。
サマータイム制度を簡単に言うと?
夏の期間、標準時間を1時間早めるという仕組みです。
その目的としては、夏の間は朝早くから太陽が出るため、時間を早めることで、太陽が出ている時間帯を有効に使い、夕方の余暇の時間を長く有効に使おうというものです。
また、各国によって夏が訪れるタイミングが異なるため、それに合わせて若干実施される期間が異なってきます。
ニュージーランドについては、サマータイムの導入期間が
9月最終日曜日午前2時 - 翌年4月第1日曜日午前3時(現地時間基準)
なのに対して、各国の一例として
・オーストラリア(一部地域のみ実施) ※南半球
10月第1日曜日午前2時 - 翌年4月第1日曜日午前3時(現地時間基準、2008年から)
・ヨーロッパ各国 ※北半球
3月最終日曜日午前1時 - 10月最終日曜日午前1時(UTC基準)
・アメリカ(ハワイ・アリゾナ州を除く)、カナダ ※北半球
3月第2日曜日午前2時〜11月第1日曜日午前2時(現地時間基準)
といった状況となっております。
私達がニュージーランドに到着したのは9月で、その月にサマータイムへの変更があったので、最初は少し戸惑った記憶があります。(私達はニュージーランドで初めてのサマータイムを経験しました)
このご時世、携帯君が自動的に時間を変更してくれるおかげで、何とか翌日の学校も遅れること無く行くことが出来ましたが、たかだか1時間、されど1時間で、最初の数日間は朝なんとなくぼーっとして眠かったのを覚えています。
注意ポイント
サマータイムの期間が終わると、1時間遅くなるので、夕方は急に日が暮れるのが早くなった様に感じます。
メモ
余談ですが、私の職場の同僚の方で、もともと留学生のサポートをしていた方がいるのですが、
確かに今でも学生さんの中には、サマータイムへの移行を忘れていてうっかり朝遅刻した!(もしくは起きれない)なんて方もちらほらいますし、サマータイム前後のバスの時計は、合わせられていないことがほとんどです笑
日本とニュージーランドの時差は3時間~4時間と書かせて頂きましたが、各国とニュージーランドの時差もご紹介します。
・ニュージーランド | |
・キリバス共和国(キリスィマスィ島:世界で1番早い国) | |
・オーストラリア東部(シドニー) | |
・オーストラリア西部(パース) | |
・中国(上海) | |
・ロシア(モスクワ) | |
・イギリス(ロンドン) | |
・ブラジル(サンパウロ) | |
・アメリカ(ニューヨーク) | |
・アメリカ(ロサンゼルス) |
今回のまとめポイント
実際にニュージーランドに住んでみて、日本との時差について思うことは
国際電話等のコミュニケーションをする際に支障をきたすことはほとんどないということです。
先程のブラジル人の友人の話ではないですが、国によっては時差が大きすぎてなかなか連絡するのが億劫だなんてこともありますが、
ビジネス関係の連絡であれば、お昼過ぎ位にこちらから連絡すれば、日本では始業時間あたりに電話がかかることになりますので、こちらとしては余裕を持って連絡出来ますし、
日本の一般的な営業時間内についても、ニュージーランドでまだ起きている時間なので不便なことはありません。
個人的に気になることと言えば、時差というよりサマータイム制度が少し生活や身体への影響があるかなという感じがします。
やはりサマータイムに移行した直後は、数日間午前中の活動がはかどらない感じがします。(とは言え、濃い目のコーヒーをぐいっと飲んで乗り切れる程度ですが)
一方ポジティブな面では、夕方の時間は実際にかなり長くまで日が出ているので(夜の8時半位までは明るいです)夕方も、お日様ないしは夕日を楽しみながら、外でのんびり出来る時間が長くて良いですね。
こんな感じで、今回はニュージーランドと日本の時差についてご紹介させて頂きました。
皆様のご参考になれば幸いです。